犬には汗腺が肉球にしかないので、人間のように汗を出して体温調節を行えません。
特にフレンチブルドッグなどの短頭蓋犬種(鼻が低い犬)は、他の犬種より呼吸が下手なので暑さは天敵です。
ひどい熱中症などを発症した場合、死に至ることもありますので日頃から対策が必要です。
フレンチブルドッグが暑いと感じている時の症状
フレンチブルドッグが暑いときに出る症状は比較的わかりやすいものが多いので、しっかり覚えてケアできるようにしておきましょう。
温度調整や水分補給をまめに行って、未然に熱中症を防ぐことが大切です。
・常にハァハァ口で呼吸をしている(パンティング)
・冷たい場所で寝そべって休む
・イビキがひどくなったり、逆くしゃみが多くなる
・泡のような唾が出るようになる
【危険】熱中症の可能性がある症状
このような症状が出ている場合、熱中症にかかっている可能性があるので、すぐにかかりつけの動物病院などに連絡して対処ください。
応急処置としては、水分補給(1リットルの水に塩3g、砂糖40g混ぜたもの)水風呂や冷たくぬらしたタオルなどで体温を下げるということが必要となりますのでかかりつけの動物病院に相談の上実施してください。
また、野外にいる時だけでなく、室内でも熱中症にかかりますので注意してください。
・激しい呼吸をしている
・弱々しく疲れきっている
・ドロッとしたヨダレがでている
・フラフラした歩き方
・舌や歯茎がピンク色ではなく、真っ赤や青白いなど他の色になっている
フレンチブルドッグの暑さ・熱中症対策
暑さや熱中症対策の方法は沢山ありますので、できることからしっかり対策していきましょう!
部屋の温度調整
1日のほとんどを過ごす部屋の温度はとても重要です。
特に仕事などで留守が多い場合はできるだけ理想の温度を保てるよう心がけましょう。
最適な温度は“25℃”と言われています。
高くても28℃ぐらいまでにエアコンを設定しておきましょう。
<参考>
ちなみに冬は、20〜23℃くらいが理想です。
冬は服を着せてあげるといいでしょう。
服を着せる
特に毛色が黒い場合、熱を吸収して体温が上がりやすくなりますので、普段服を着せない子でも、夏の暑い日は服を着せるなどして対策しまししょう。
散歩時水分補給
夏の炎天下での散歩はとても危険です。
必ず水筒に水を入れて頻繁に水分補給してあげましょう。
朝・夜など比較的気温が下がっている時間帯に行くこともオススメです。
フレンチブルドッグは散歩好きなので喜んで外に行きますが、異常な症状が出たらすぐに休ませて水分補給させましょう!
ネッククーラー
ネッククーラーは必需品です。
フレンチブルドッグは自分で温度調整できないので、首元を冷やして体温を下げることは大変効果的です。
最近は、かわいいデザインのグッズも多いのでファッションの一部として活躍してくれます!
プール
暑い日が続くとフレンチブルドッグもバテてしまい、運動不足に陥ることが多いです。
そんな時はプールがとても効果的です。
フレンチブルドッグは比較的水が好きな子が多いので暑さ対策だけでなく、運動不足解消やストレス発散にもつながります!
以上、ご自宅のフレンチブルドッグの健康状態をしっかり管理して、安心の楽しいサマーライフを楽しみましょう!