パグの特徴のひとつであるクルンと丸まっているしっぽは、愛嬌があってとてもかわいいですね。
ワンちゃんの気持ちによって変化するしっぽの動きについて解説します。
パグのしっぽの特徴について
パグの特徴のひとつであるクルンと丸まっているしっぽは「巻き尻尾」と呼ばれており、柴犬なども同様に尻尾が丸まっています。
温暖な地域で生息してきた犬は野山を駆け巡る際に、尻尾が草木に当たって怪我をしないように巻尾になったとも言われており、肛門を常に空気に晒している為、湿気が籠もらず衛生的な面もあるようです。
しっぽを振っている時
しっぽを振っている時は基本的に嬉しい時です。
飼い主様が帰ってきた時、お散歩の時、遊ぶおもちゃを出した時など嬉しい感情を表現しています。
中には嬉しくてもしっぽを振らないワンちゃんもいるようですが、特に病気などではなく、しっぽで感情を表現しないということだけなのでご安心ください。
しっぽが下がっている(垂れている時)
ワンちゃんによって差はありますが、以下のような理由が考えられます。
1. 不安・嫌なことがあった時
散歩中に他の犬に吠えられたり、シャンプーの時など嫌なことが下がることがあります。
テンションが下がっている状態に近いですね。。。
2. 老犬(お年寄り)
老犬になってくると自然に下がる(垂れる)ワンちゃんも多いです。
3. 寝ている時
寝ている時に下がっている(垂れる)ことも多いです。
この場合、特に感情はなくリラックスしている状態と言えます。
しっぽを追いかけてグルグル回る理由
突然、気が狂ったかのように自分のしっぽを追いかけることがあります。
ワンちゃんによって差はありますが、以下のような原因・理由が考えられますのでしっかり把握しておきましょう。
1. ストレス
ワンちゃんの不満からくるストレスだといわれております。
飼い主さんに遊んでもらえなかったり、お出かけの準備をしているときなど、犬が我慢しなければいけないときや自分の思うようにならないときにしっぽを追いかけてグルグル回ることが多いようです。
2. 一人遊び
退屈な時や遊びたい時など単なる気晴らしとして一人で遊んでることもあるようです。
特に子犬の時期だと、しっぽを自分の体の一部だとわかっていないことが多く、しっぽはおもしろいお遊びアイテムになります。
3. 病気のサイン
しっぽの付け根や背中、性器、肛門周囲に痒みを感じていたり、炎症が起こっていたり、また寄生虫や肛門嚢に疾患があることで、それが気になりしっぽを追いかけている可能性があります。
また、体にノミがいたときも痒みの不快感からそのような行動をとることがあるため、あまりにひどいようであれば病院で検査したほうが安心です。